Letter 1 : 空に浮かぶ僕の街

空に浮かぶ僕の街とは

このウェブサイトには、「空に浮かぶ僕の街」という名称を付けました。
何かに名称を付けるというのは、意外に難しく、この結論に至るまでには、紆余曲折があります。

ただ、このサイトをどんなものにしたいのか、ということは検討を通じて一貫していました。
それは、僕自身を投影した結果のようなウェブサイトを作りたいというものです。なので、「僕自身を表す言葉」とは何だろうか、ということをずっと考えていました。

僕は、自分が生まれて幼少期を過ごした街に、ずっと留まり続けていたというわけではなく、電車で2時間くらい離れた場所や、飛行機で2時間くらい離れた場所、アメリカの寂れた場所など、いろんなところで時間を過ごしてきました。生まれ育った町に滞在していた期間は、これまで過ごした時間の半分くらいだと思います。

そんな自分なので、生まれた場所には「友人」と呼べる相手もほとんどいないし、印象強く記憶に焼き付いている思い出というのも、この街にはほとんどありません。そのため、この街にも、それほど思い入れはないと思っていました。

でも、どこに住んでいるときも、この街に戻ってくるときは不思議とほかのどの場所とも違う居心地の良さがありました。
言葉にすることや説明することはできないけれど、僕の記憶はこの街に刻まれているし、この街の空気は僕の深くまできっとしみこんでいるのだと思います。
なので、きっと自分の心の風景であるこの街をこのサイトの名称にしようと思いました。

僕の街は、平凡な住宅地ですが、小さな山に囲まれていて、遠くの地平線は見えません。
そのおかげで、天気のいい日は、この山に囲まれた小さな街が、空の上に浮かんでいるように感じます。
あの山の向こうには何もなく、ただ海のように空が広がっているだけであるかのような。
そんな風に想像力をくすぐられる風景が、僕に見える僕の街の風景です。

僕はこの街のそんな風景が好きなので、「空に浮かぶ僕の街」という名称をこのウェブサイトにつけることにしました。

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